自分の思い出備忘も兼ねて、妊娠出産時の記憶をブログに残しておこうと思います。
この記事では・・・
・出産する病院を選んだ時に重視したポイント
・実際に出産してみてプチ後悔している点
についてまとめています!
私は東京医科大学病院で無痛分娩を選択しました。
まず妊娠が確定した後、最初の関門は病院選びと出産方法の選択でした。普通分娩、自然分娩、無痛分娩、和痛分娩・・・全く知らない単語が並び、どれがいいのかわからない!でもどんどん妊娠経過は進むから早く決めないといけない!
出産病院を選ぶという大きな決断を限られた情報でしなきゃいけないのはかなりハードルが高く、今になって振り返れば、もっと調べればよかったとプチ後悔はしています。。
(食事が豪華だったり、授乳指導の方針だったり、同じ無痛でも自然か計画かの違いがあるなどなど・・・当時はそれらが重要な指針だと知りもせずに、病院を決めてしまいました)でも結果的に選んだ病院には満足しているので、まあ良しとします!
病院を選ぶ際に重視したポイント
私が病院を選ぶ際に重視したのは主に以下のポイントです。
- 無痛分娩に対応できるか
- NICUがあるか
- 産後に過ごす部屋や病棟の様子
- 病院へのアクセス
病院を選ぶ際に重視したポイント1:無痛分娩に対応できるか
これはマストでした。病院を決めた時点では、絶対に無痛かどうかまでは決められていませんでしたが、後になってやっぱり無痛がいいと思っても、非対応の病院だと変更できないため、無痛対応可能であることは絶対条件でした。
余談ですが、地方都市である地元の友人に聞くと、そもそも無痛対応できる病院が1つしかないとか、そもそも近所にはないとかで無痛を選べなかった人もいたので、その点はやはり都内だと多くあるのでありがたかったです。
ただ、先も述べたようにプチ後悔があるとすれば、無痛は無痛でも、東京医大は基本的に計画無痛のみ対応だったので、その点はリサーチ不足でした…マタニティスイミングで知り合ったプレママ友と話してて、東京医大は一番融通が利かない感じでした。
無痛分娩についてはいろいろあったので、後日別の記事で詳しく書きたいと思います!
病院を選ぶ際に重視したポイント2:NICUがあるか
NICUがある病院とない病院がありますが、絶対ではないけどあるに越したことはないな、くらいの温度感でしたが、私の場合はしっかりお世話になったので、NICUのある病院を選択していてよかったと思っています。
当初、NICUがあるほうがいいと考えるようになったきっかけは、たまたまですが、友人の出産時の話を聞いていたからです。
妊娠が分かって一番最初に報告をした友人から聞いたのが、緊急帝王切開になり、母体は出血多量、子どももNICUに運ばれ、母子ともに生死を彷徨ったというなかなかに強烈な出産体験話でした。しかもその友人は、最初はNICUがない病院で出産していたため、受け入れ先の病院がなかなか見つからなくてリスクが上がってしまって大変だったとのことでした。もともと数少ない友達の中で、さらに出産している友人はほんの数人しかいないのですが、最初にその話を聞いてしまったために不安が大きくなり、できれば高度医療にアクセスしやすい環境がいいなと漠然と思っていました。
私の場合はそこまでのリスクはなかったものの、出産時も40時間と長丁場、かつ後に黄疸症状でNICUにもお世話になったため、結果的に設備の整った大きな病院にしておいて本当に良かったと思いました。
このあたりのお話も別記事で詳しくまとめたいと思います。
病院を選ぶ際に重視したポイント3:産後に過ごす部屋や病棟の様子
神経質な私にとっては、病棟のきれいさや個室であることはマスト条件でした。
東京医大は数年前に施設がリニューアルされたばかりで病院全体が新しくてとてもきれいでした。また、産後の部屋も基本的に個室のみ。ホテルライクで上質な空間、とまではいかないですが、十分快適に過ごせました。
本当はホテルのような部屋で過ごせる病院にも憧れましたが、なかなかほかの条件もそろった病院は見つからず、初めての出産で不安もあったので今回はあきらめました。でも、もし2人目や3人目なら、そういう産院もよさそうだなあ、と思っています。
病院を選ぶ際に重視したポイント4:病院へのアクセス
東京医大は地下鉄の駅直結でアクセスしやすく、かつ旦那の職場からも来やすいというのが決め手になりました。
コロナも落ち着いて出産の立会いも可能だったので、絶対旦那には立ち会ってほしいと思っていました。いつ生まれてもすぐに駆け付けられる距離でいてくれたのは安心できました。
さらに、産後の面会にも、平日でも通いやすかったのもよかったです。
ただ東京医大の場合は、出産には立ち会えましたが、毎回の妊婦検診への同席は基本不可だったのは少し残念でした。毎回エコーですくすく育っていく様子を独り占めしてしまったので、旦那にはうらやましがられました。
唯一立ち会えたのは出生前診断の時のみ。これもまた別記事でまとめようと思います。
ちなみに余談ですが、アクセスの良さでのメリットとして、妊婦検診時の通院が楽かなと期待していたのですが、医大病院などの大きな病院だとアクセスの良さ以上に待ち時間がとにかく長い!というデメリットが大きかったので、毎回の検診時だけを考えると、そこまでのメリットはなかったです…
出産してみて、プチ後悔ポイント
さて、先のようなポイントで東京医大病院を選んで、基本的には満足しています。が、いくつか盲点だったポイントや、こうだったらよかったのになという点もありました。
- 無痛分娩への対応方法が計画無痛のみだった点
- 大きい病院ゆえに待ち時間が相当長い
- あくまで医療が最優先
基本的に医大病院なので、医学的なことが第一優先で、生命にリスクがないことへのサポートや、思い出作りなどはフルサポートではない、という印象はありました。とはいえ、いろんな病院があり、どの病院でもすべてを叶えるのは難しいので、東京医大がお勧めできないというわけでは決してありません。あくまで一長一短であり、医大病院の場合は何より医療に関する安心感が第一だったというだけです。
プチ後悔ポイント1:無痛分娩は計画無痛のみ対応(基本的には)
誤解のないようにお伝えしておくと、計画無痛の予約をしている人であれば、予定より早く陣痛が来ても無痛で出産できます。が、あらかじめ予約している人でないと無痛は基本的には対応不可とのことです。
東京医大が厳しかったのは、予約日を選べないという点が私にとっては非常に難点でした。
ただ、結論から言うと、私は計画の予約なし(できたら極力無痛がいいという希望は伝えてあった)でしたが、出産最終局面で麻酔を入れてもらい、最後だけ無痛で出産できました。そのあたりの流れは、出産当日レポなどでまとめたいと思います。
妊娠発覚直後、無痛か無痛じゃないかくらいしか知らなかった私は、無痛にも2種類あることを知りませんでした。陣痛のタイミングは自然なままの「自然無痛」か、出産日を決めて陣痛誘発を行う「計画無痛」か。
病院を決めた当時は知りもせず、「とりあえず無痛!」で選びましたが、後になって自然無痛がよかったとなかなかに後悔しました。というのも、ちょうど出産予定日が4月上旬で、学年が変わるかどうかのタイミングだったからです。保育園への入りやすさという点で、できれば4月予定日どおりがいいなと思っていました。
ですが、東京医大では予定日より前の38週前後に計画予定を立てることになっており、予定日の指定は不可でした。(皆さん4月以降を希望する人が多く、各個人からの要望は受け付けないというスタイル)病院指定の日に予約をしている人であれば、計画した予定日より前に陣痛が始まっても無痛対応できるように調整するとのことでしたが、それ以外の要望は受け付けられないとのこと。
お産は読めないものだから病院側の都合も仕方ないなとは思うものの、自分の都合だけを考えるとどうしてもなって感じでした。自然に生まれてくるならまだしも、わざわざ誘発してまで3月早く産むのはちょっと…とおもったので、結局私は計画無痛の予約を取らず、自然な陣痛時に麻酔技師が空いていれば無痛にする、というふわっとした形で出産に臨むことになりました。
みんなそんなものかと思ってたんですが、ほかのプレママの話を聞くと、普通に自然無痛対応しているという話が多く、もっと融通利く感じとのことでした。
ただし、これはあくまでちょうど学年切り替わりの4月だったからであって、もしも2人目同じようなことがあったとしたら、私は計画無痛で全然いいやと思っています。なぜなら、陣痛相当痛かったから…あの壮絶な痛みを避けられるなら、計画無痛がよいです。
プチ後悔ポイント2:大きい病院ゆえに待ち時間が相当長い
これは仕方ないことだと思うんですが、とにかく待ちます。覚悟したほうが良いです。待つだけで2時間程度とかざらでした。なので働いている間は休暇必須でした。たまーに、ごくたまにすぐに終わるときもありましたが、毎回通院の時は3時間以上は想定していました。
特に初期のつわり時期や、後期おなかが大きくなってからだとベンチのような椅子で数時間座りっぱなしというのがきつかったです。(一度、つわりと片頭痛のコンボでどうしようもなかったときはベッドで横にならせてもらいましたが、基本はひたすら座っての待機でした)
また、予約もなかなか空いておらず予定の融通も利かないのは、大きい病院ならではで仕方ないとはいえ、地味に辛かったです。
プチ後悔ポイント3:あくまで医療が最優先
これはかなり個人的な感想ですが…
医大病院なので当然といえば当然かもしれませんが、ほかのプレママの話と比べて、どうしても医療優先感が強いなという印象でした。ほかの産院だと、妊娠出産という一大イベントの思い出作りというか、そういった特別感に寄り添ってくれる対応ができる産院のほうがメジャーなのかも、と感じました。
例えば、東京医大では出産時の写真、ムービーはNGでした。産後直後の家族での写真は撮れましたが、それ以外の場面は基本カメラNGでした。産声が残せなかったのは少し残念です。
ほかの病院だと、普通にOKだったり、なんなら帝王切開時でも使い捨てカメラならOKなど、配慮があるところもあるそうです。
妊婦検診でのエコー写真も、だいぶ塩対応の方が多かったです。先生によっては、たくさん写真を残してくれたり、顔が撮れるように工夫してくれたりという方もいましたが、基本的には必要最低限でパーツの説明もない・・という感じで、こちらから希望しない限りは結構塩な感じでした。
これも病院によってはだいぶ手厚く残してくれたりするみたいでした。
また、バースプランは紙に書いての提出するのみで、担当の助産師さんにもよるのかもしれませんが、コミュニケーションは特になく、事務的にNG事項を伝えられて終わりな感じでした。
また、提出した内容は出産当日、あまり叶えられなかったのも残念でした。(出産状況的にそれどころではなかったのかもしれないが、当日の担当者には提出した希望内容が伝わっていなかった…)
その分、医療における信頼は抜群ですが、思い出作り的な観点ではどうしても優先度が下がるのは病院の特性上、仕方ないのかなあ…という感じでした。
おまけ:授乳指導の方針も産院によって全然ちがう!
これも妊娠当時には知らなかったのですが、産後の入院期間中での授乳指導の方針も産院によって異なります。産後ケアで入った病院と比べて、その違いに少し驚きました。
東京医大は授乳指導はゆるかったです。医学的なリスクがない限りは基本こちらにお任せな印象で、どちらかというと母体を休めることを勧める方が多かったです。
これが二人目の出産などであればむしろメリットに感じる方もいるとは思うのですが、私は初めての出産で、授乳方法や間隔などが分からず、軌道に乗せることができずに退院後にだいぶ苦労しました。
区の産後ケアでは別の病院に行ったのですが、そこではこちらから呼ばなくても授乳タイミングになると助産師さんが様子を見に来てくれて、授乳を促したり、授乳中も見守ってくれる感じで、こういうサポートが産後直後にもあれば良かったなあ…と思いました。
もちろん、中には真摯に見てくれる方もいたので、ほんとに人とかタイミングによるとは思います。あくまでたまたま自分の時だけだったのかもですが、授乳指導の方針についてを病院選びの際に調べられたらよかったのになと思っています。(当時はそもそもそんな選択肢があることすら知らなかったのですが…)
まとめ
いろいろと書いてしまいましたが、結論、この病院を選んでよかったと思っています。私の産院選びは、まとめるならば「医療が優先度高で安心感は抜群、その分ラグジュアリープレシャス体験は優先度低」な感じでした。妊婦検診でも常に安心感がありましたし、出産時にもNICUにムーズにアクセスできて本当に良かったです。
何を優先するかを、知識や情報が限られる中で決めるのは難しいことだと思いますが、出産の病院選びは自分の希望事項の優先順位をつけ、取捨選択をすることが大事だなと思った次第です。
これから産院選びをされる方や、決めたけど出産時のイメージがわかなくて不安、などといった方に向けて、微力ながら参考になればと思い、今後も自分の体験をブログに残していこうと思います!